2005.3 「振幅」収録
原作:緋魚様 作画:古谷皐妃
「振幅」



全44ページ…!最後まで読んでくださり有難うございますv
「振幅」は本当…なんかもう執筆期間に色々とありましてとても思い出深い作品です

もとより緋魚さんの十二国記SSのなかで2番目くらいに大好きな作品でして!
初めてSS「振幅」を拝読した時はあの「お迎えがくる…ZE?」レベルの身悶えするほどの
切ない読後感にノックアウトされたものですヨ★(他に言いようはないのか)泣いた泣いた!

とにかく大好きで思い入れの強い作品なだけに、同じ思いを持っていらっしゃる方も
相当いらして、「振幅」漫画化に対し「『振幅』は特に好きな作品なので楽しみにしてます」
との励ましのお言葉を沢山の方から頂戴致しました
とても嬉しいと同時に「だよね!!!・・・・・・だよね?ががが頑張ります…★(軽く失禁)」状態でした(笑)
描いてる当時は特に思いませんでしたが、今こうして見返すと、私的には随分と原作に
忠実な漫画化をしているなと感じます
それだけ当時「『振幅』を好きな同士の方々のイメージを壊すわけにはいかん…」と
気張ってたんでしょうかね(笑)

でも実は「振幅」も「恋文」と同じく「漫画化したいけど厳しい」と思っていた作品でした
「恋文」に関しては「無理だろ★」くらいに思っていたので「恋文」ほどではないですが(^^;)
本題に突入するとほぼ二人の会話だけで話が進むうえに場面転換もなし、二人の立ち位置も
微動だにしないで、これをどうやって漫画でテンポよく描けばいいんだ?という
問題もありましたが、個人的に一番こだわりたかった部分があの読後感だったんですよね
なので本当、難しいなぁ〜〜って(苦笑)

「心の天秤はいつも均衡を保とうと振幅を繰り返す。好き。身分。好き。立場。でも好き……」
この冒頭とラストで重複している部分が要で、ここでコケてしまったら中盤が良かったとしても
読後感もクソもないので、実際にネームをきる前までは「難しいんじゃね?ちょっと…」と焦った
んですが、いざネームをきるとここは直感でサラっと描けたのに対し、中盤の景麒と楽俊の
ガチンコシーンがとにかく詰まりました…(虚笑)

どうもそれがモロバレだったらしく、ネーム第一稿では部分的なリテイクを珍しく沢山
もらってしまいました(苦笑)緋魚さんとの絵的な表現のイメージのシンクロ率は
半端なく高いので、リテイクもらうことって殆どないんですよ(笑)
キャラの表情とかは特に指摘頂かなかったのですが、とかく視点に関してズレまくってて…
「ここは楽俊じゃなく景麒に視点をあててください」とリテイクもらった部分が沢山★
「おお、流石は緋魚さん!楽俊だけじゃなくちゃんと景麒にもライトを当てろ、と。なんて平等な方vv」
と思い、改めて緋魚さんのお人柄に惚れ直しゲヘゲヘしていた古谷さんに
「景麒の意見も景麒の立場としてちゃんと描写して正当化した上で楽俊に意見させないと
始めから楽俊贔屓って感じで平等じゃなくて、楽俊の意見が映えないんですよ」
とサラっと言う緋魚さん


こ の 人 に 敵 に 回 し た ら ヤ バ い 


・・・・・・・・・・・・・・・・・と思いましたv(ガクブル)
まぁそんな感じで「振幅」自体も大変だったのですが、友達が入院したり執筆中にインフルエンザに
なったり、インフルエンザが治った後は気管支を痛めアタイの生命線、これがないと原稿が
描けねぇ…という煙草がマトモに吸えなくなるなどハプニングが続出★(自業自得)
もとより発行日を何ヶ月も早めて予定が厳しかったのにいよいよ厳しくなった事と
「振幅」は「振幅」だけで1冊にして、他の収録作品を省くことで「振幅」の読後感を損なわない
ようにしたいという事などあって、「振幅」はいつもと違い、漫画と小説とで分けて発行した
変り種になったのでした(^^;)

「振幅・独占」ではトークを書いてる余裕がなかったので長くなりました(煙草吸えなかったから…
トークすらも書けなかったヨ←どんだけニコチン中毒なんだ、と。)

まぁアレだ。ずっと景麒をイロモノ扱いしてきてたので、やっとまともな景麒を描けて一安心です(ナニが?)
でも裏表紙の景麒を見たYキヤさんに「どんだけ人相悪いんですか。人を殺しそうな麒麟じゃ
ないですかちょっと!」と大好評を頂きました★(勘違い甚だしい)




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